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【材料】<注目銘柄>=プレイド、契約単価上昇で成長期待大

プレイド <日足> 「株探」多機能チャートより
 プレイド<4165>は4月20日に年初来高値5080円をつけて以降、下降局面にあったが、8月10日に21年9月期通期業績予想の上方修正を発表以降、反発に転じている。

 同社は、Webサイトやスマートフォンアプリを運営する事業者向けに、CX(顧客体験価値)プラットフォーム「KARTE」をSaaS方式で提供している。8月10日に発表した第3四半期累計(20年10月~21年6月)単独決算は、営業利益が2億2100万円(前年同期9億9400万円の赤字)と黒字に転換。あわせて21年9月期業績予想を営業利益で2500万円から1億5100万円(前期10億7900万円の赤字)に上方修正した。既存顧客の契約単価及び継続率が想定を上回って推移しているほか、サーバー利用の効率化施策により売上総利益率が上昇したことが寄与する。

 CXツールはリソース確保が可能で、かつリテラシーも高い大企業が、より高い単価を払って使いこなす傾向があることから、今後も契約単価の上昇が見込まれ、成長期待は大きい。21年9月期通期業績予想は、第4四半期に投資を加速するため第3四半期より利益が減少する見通しだが、調査機関には上振れるとの見方が多く、今期営業利益3億円、来期同10億円を見込むところもある。(温羅)

出所:MINKABU PRESS

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