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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 CRE、積水ハウス、ビジョナル (9日大引け後 発表分)

CRE <日足> 「株探」多機能チャートより

 9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 CRE <3458>   ★今期経常は43%増で2期連続最高益、1円増配へ
 ◆21年7月期の連結経常利益は前の期比31.2%増の53.1億円に伸びて着地。続く22年7月期も前期比43.0%増の76億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も物流投資事業が収益を牽引する。三芳、大阪交野、狭山日高の物流施設などを売却する計画。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比1円増の24円に増配する方針とした。併せて、26年7月期までに事業利益120億円(21年7月期は62億円)を目指す中期経営計画を発表。

 積水ハウス <1928>   ★今期経常を9%上方修正・2期ぶり最高益、配当も2円増額
 ◆22年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常利益は前年同期比22.8%増の1113億円に伸びて着地。戸建住宅、賃貸住宅事業がともに前期からの好調な受注を背景に収益を伸ばした。リフォーム事業では生活様式の変化に応じた提案型、省エネなどの環境型が好調だった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の2000億円→2180億円に9.0%上方修正。増益率が8.3%増→18.0%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の86円→88円(前期は84円)に増額修正した。

 テンポスHD <2751> [JQ]  ★5-7月期(1Q)経常は黒字浮上、今期配当2円増配へ
 ◆22年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常損益は5.3億円の黒字(前年同期は0.2億円の赤字)に浮上して着地。新店オープンの顧客数がコロナ禍で減少した前年同期から回復し、厨房機器などの販売が伸びたことが寄与。補助金収入2億円を計上したことも利益を押し上げた。
  併せて、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は8円)実施する方針とした。

 Bガレージ <3180>   ★5-7月期(1Q)経常は60%増益で着地
 ◆22年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比60.2%増の2.8億円に拡大して着地。美容サロン業界のデジタル化が加速するなか、顧客基盤の拡大やWEBマーケティング効果に加え、新グループ会社の業績上積みも寄与し、物販事業の収益が大きく伸びた。また、店舗設計事業の黒字化も大幅増益に貢献した。

 ビジョナル <4194> [東証M]  ★前期経常を一転1%増益に上方修正
 ◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の8.4億円→22.7億円に2.7倍上方修正。従来の62.7%減益予想から一転して0.9%増益見通しとなった。プロフェッショナル領域の採用支援市場が想定より早く回復し、ビズリーチ事業が好調に推移したことが要因。

 ベルテクス <5290> [東証2]  ★上期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16億円→22.4億円に40.0%上方修正。増益率が3.8%増→45.4%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。中核事業会社ベルテクスで低採算製品の取り扱い見直しによる販売単価の上昇や原価抑制などの合併によるシナジー創出が寄与し、採算が想定より上向く。

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