【市況】東京株式(前引け)=前日比174円安、一時プラス圏に浮上も再度下押す
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価は軟調。中国不動産大手、恒大集団の債務問題に対する警戒感が強いことに加え、東京市場は明日が休場となることもあり積極的な買いは入りにくく、上値は重い展開が続いた。ただ、午前10時過ぎに、「中国恒大集団が23日の利払いを実施すると発表した」と伝わると買いが優勢となり、日経平均株価は一時プラス圏に浮上する場面があった。しかし、恒大集団の社債の利払いは今後も続くことから、買い一巡後は再び下落した。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203>やキーエンス<6861>、ダイキン工業<6367>が安く、三井物産<8031>や伊藤忠商事<8001>、信越化学工業<4063>、SUMCO<3436>が値を下げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>や日本郵船<9101>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が高く、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>が値を上げた。
出所:MINKABU PRESS