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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ギャップスタート後のこう着感の強い展開は想定内


 日経225先物は11時30分時点、前日比510円高の3万0030円(+1.72%)前後で推移。米国株高を受けて、寄り付きは3万0120円とシカゴ日経平均先物清算値(3万0100円)にサヤ寄せするギャップアップで始まると、その後はこう着感の強い相場展開となり、一時2万9940円と3万円の大台を下回る場面もみられた。ただし、3万円割れでは押し目買い意欲の強さが窺え、3万円~3万0050円水準で推移を続けている。

 ギャップスタート後のこう着感の強まりは想定内であり、3万円近辺での底堅さが意識されている。中国恒大を巡っては、一部の債券保有者で23日の利払いが行われていないとの報道も伝えられており、上値を買い上がる動きは期待しづらいだろう。

 一方で、国内では次期政権への政策期待は根強く、ショートを仕掛けてくる動きもなさそうであり、後場もこう着感の強い値動きが続きそうである。なお、NT倍率は先物中心限月で14.50倍と横ばいで推移しており、引き続き煮詰まり感が意識されやすいチャート形状となる。

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