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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メルカリ、竹内製作所、INPEX

メルカリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■メルカリ <4385>  6,640円  +430 円 (+6.9%)  本日終値
 メルカリ<4385>が大幅続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で「フリーマーケットアプリ『メルカリ』に無料で店舗を開設できるサービスの本格展開を始めた」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、7月末から試験導入していた新サービス「メルカリShops(ショップス)」の本格展開を開始するという。中小の事業者や個人が手軽にネットショップを出店できるのが特徴で、個人向けの依存度を引き下げ、収益基盤を拡充する狙いがあるとしている。

■竹内製作所 <6432>  2,652円  +143 円 (+5.7%)  本日終値
 竹内製作所<6432>が大幅反発。7日の取引終了後、22年2月期上期(3~8月)の決算を発表し、売上高は742億2800万円(前年同期比39.6%増)、営業利益は99億5800万円(同46.1%増)と大幅な増収増益で着地した。9月に通期見通しの上方修正を行っているが、上期時点で営業利益ベースの進捗率はおよそ7割と高く、これを好感した買いが入ったようだ。欧米ともに公共事業が引き続き活況なほか、特に米国で新築・増改築や庭整備などの住宅関連工事が盛んに行われたことから、同社製品への需要が好調に推移した。なお、通期の売上高は1340億円(前期比19.4%増)、営業利益は142億円(同7.5%増)の見通し。

■中京銀行 <8530>  1,425円  +70 円 (+5.2%)  本日終値
 中京銀行<8530>が後場急伸。午後2時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、経常利益を収支均衡から34億円(前期比6.4%減)へ、最終損益25億円の赤字から15億円の黒字(同35.7%減)へ上方修正したことが好感された。中小企業向け融資の増加や法人向けソリューション提案などによる役務収益が予想を上回る見込みとなったことが要因としている。また、保有する政策投資株式の縮減に伴う有価証券損益の改善も寄与する。

■バリュエンス <9270>  3,165円  +150 円 (+5.0%)  本日終値
 バリュエンスホールディングス<9270>が大幅高で3日ぶりに反発。午前10時ごろ、子会社バリュエンスジャパンが、家事代行大手のベアーズ(東京都中央区)と連携した買い取り・リユースプランの提供を開始したと発表。今回、 ベアーズと連携して提供するのは、 不用品の買い取りから処分までを一括で行える「買取・リユースプラン」。 ベアーズのホームページやアプリから申し込みのあった利用者に対して、不用品処分だけではなく、「リユース」を新たな選択肢として提案するというもので、ブランド買取「なんぼや」の出張買い取り、宅配買い取り、オンライン買い取りなど利用者の都合に合わせた方法で自宅にいながら査定・買い取りを完了することができるとしている。

■INPEX <1605>  934円  +39 円 (+4.4%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>は高い。7日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日比0.87ドル高の1バレル=78.30ドルと反発した。天然ガスの高騰などエネルギー価格の上昇が続くなか、原油市場のタイトな需給は続くとの見方が強く、WTIは値を上げた。これを受け、日本の原油関連株も堅調な値動きとなっている。

■王将フードサービス <9936>  5,980円  +190 円 (+3.3%)  本日終値
 王将フードサービス<9936>が4日ぶりに反発。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は7500円とした。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比4.1倍の17億600万円と、コロナ禍で厳しい経営環境が続くなか、良好な業績で着地。デリバリー・テイクアウトニーズをうまくつかんだことで、苦戦が続く飲食業界において勝ち組といえる業績を出している。足もとでは緊急事態宣言などに伴う各種制限が解除され、酒類の提供も開始され始めたことから今後の業績回復が期待できるとみている。同証券では、22年3月期の連結営業利益は会社予想66億8500万円(前期比10.1%増)に対して71億円への増額修正を見込んでいる。

■プレミアグループ <7199>  3,330円  +100 円 (+3.1%)  本日終値
 プレミアグループ<7199>が3日続伸。7日の取引終了後、子会社プレミアモビリティサービスが、モビリティ事業者向けに積載車リースの提供を開始したと発表。同社グループは、モビリティ事業者向けの会員制組織を展開しているが、新たに会員サービスの一つとして、モビリティ事業者が車の仕入れや納車の際に必要とされる積載車を安価にリースできるサービスを開始するという。グループが展開するオートリース商品と、独自で持つ仕入れルートを組み合わせることで、他社でのレンタルやリースよりも安い価格で提供することが可能になったとしている。

■サンゲツ <8130>  1,540円  +44 円 (+2.9%)  本日終値
 サンゲツ<8130>が高い。午後0時30分ごろに自社株買いを実施すると発表。上限を100万株(発行済み株数の1.68%)、または20億円としており、取得期間は21年10月11日から22年1月13日まで。資本効率の向上と株主還元の拡大を図ることが目的という。また、自社株50万株(発行済み株数の0.82%)を10月29日付で消却するとあわせて発表した。消却後の発行済み株数は5990万株となる予定だ。

■レノバ <9519>  4,520円  +120 円 (+2.7%)  本日終値
 レノバ<9519>が3日続伸。SMBC日興証券が7日付で、投資評価「2」を継続し、目標株価を3300円から4700円へ引き上げた。岸田政権誕生により原子力重視として捉えられて、同社株価は9月上旬の上場来高値から30%程度下落した。だが、2050年脱炭素を踏まえれば「再エネか原発か」という対立軸から、「再エネも原発も」という現実的な方向の再確認ととらえる方が適切だろうと指摘。同社の発電所プロジェクトは順調に積み上がっており、過度な悲観・懸念は不要としている。

■わらべ日洋 <2918>  2,446円  +56 円 (+2.3%)  本日終値
 わらべや日洋ホールディングス<2918>は6日ぶりに反発。7日の取引終了後に発表した22年2月期の連結業績予想について、最終利益を28億円から32億円(前期比4.7倍)へ、上方修正した。新型コロナウイルス感染症の影響が想定よりも大きく、米飯群の販売が想定を下回ったことから売上高は1980億円から1920億円(同1.2%減)へ下方修正したものの、食品関連事業において商品規格の見直しが寄与したことや、海外事業が想定よりも好調だったことで営業利益は45億円(同35.1%増)の従来見通しを据え置いた。更に、米子会社における給与保護プログラムローンに関する債務免除益を計上したことなどが最終利益を押し上げるとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高959億8000万円(前年同期比0.6%減)、営業利益31億9200万円(同2.6倍)、最終利益24億3500万円(前年同期2億4700万円の赤字)だった。

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