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【材料】オムニコムが決算受け下落 第4四半期の冴えない見通し示唆=米国株個別

 広告代理店のオムニコム<OMC>が前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。同社のレンCEOは声明で「11.5%の増収により、すべての主要な財務指標が改善された。デジタルトランスフォーメーション作業からCRMプレシジョン・マーケティングが著しく飛躍した」と述べた。

 ただ、株価は冴えない反応。通期のコア売上高の成長率見通しを9%としており、それは、プロジェクトの不確実性とグローバルなサプライチェーン問題の懸念もある中で第4四半期は5-6%への減速を示唆している格好となっている。一方、通期のEbitマージンは15.1%超を見込んだ。同社はこれまで積極的な買収を仕掛けてきたが、不採算事業などポートフォリオを積極的に削減した。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.65ドル(予想:1.37ドル)
・売上高:34.4億ドル(予想:34.5億ドル)
・営業利益:5.42億ドル(予想:4.79億ドル)

(NY時間14:13)
オムニコム<OMC> 73.28(-3.19 -4.17%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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