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【材料】マイクロソフトが決算受け上昇 第2四半期の成長加速を示唆=米国株個別

 マイクロソフト<MSFT>が上昇しており、IT・ハイテク株の上げを先導している。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。11四半期連続で予想を上回っている。全体的に好調でクラウドコンピューティング事業「アジュール」とオフィス365への需要が堅調だった。

 同社のナデラCEOは声明で「アジュールの取引を着実に進めたことで、クラウドコンピューティングにおける同社の成功は拡大した。オフィスプログラムも、顧客にハイエンドバージョンと拡張された契約の支払いを勧めることで成長を継続している」と述べた。アジュールおよびその他のクラウドサービスの売上高は前四半期の51%を僅かに下回ったものの、50%増加した。法人向けのオフィス365の売上高も23%増加した。

 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げも相次いだ。同社は第2四半期の事業部門別の売上高見通しを公表していたが、成長の加速を示唆していたという。

(7-9月・第1四半期)
・1株利益:2.71ドル(予想:2.07ドル)
・売上高:453.0億ドル(予想:439.4億ドル)
  プロダクティビティー&ビジネスプロセス:150.4億ドル(予想:147.1億ドル)
  インテリジェント・クラウド:169.6億ドル(予想:165.8億ドル)
  モア・パーソナル:133.1億ドル(予想:126.8億ドル)
・営業利益:202億ドル(予想:186.3億ドル)
・設備投資:58.1億ドル(予想:66.0億ドル)

(NY時間14:40)
マイクロソフト<MSFT> 325.72(+15.61 +5.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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