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【材料】トヨタ、日産自など自動車株が底堅さ発揮、円安メリットと電動車戦略に海外マネーが着目

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>など自動車株は全体軟調地合いに抗し底堅さを発揮している。外国為替市場では足もとやや円高方向に押し戻されているものの、1ドル=115円台前半での推移で、輸出比率の高い企業群は想定為替レートとのカイ離で差益が見込める状況にある。ドル・円は9月下旬の時点で1ドル=110円台を割り込んで推移していたが、短期間で5円以上の円安に振れていることで、為替感応度の高い自動車株には投資資金の流入が顕著となっている。また、世界的に電気自動車(EV)シフトが進むなか、大手自動車メーカーの電動車戦略にも海外投資家の視線が向いており、直近では日本経済新聞が「日産自動車は2030年度までに世界で電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)を合わせた電動車の販売比率を5割に引き上げる」と報じていることで、これも追い風材料となっているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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