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【市況】22日の株式相場見通し=続伸か、米国株急反発受けリスクオン継続

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場は、前日の米国株市場で主要株指数が大きくリバウンドに転じたことを受け、主力株をはじめ幅広くリスクを取る動きが優勢となりそうだ。前日の米国株市場では消費関連株に買われるものが目立つなか、NYダウが500ドルを超える上昇を示し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も大幅上昇するなど揃って4日ぶりに反発した。新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大に対する懸念は依然として拭えないなかも、前日までの3営業日合計でNYダウが1000ドル近い急落をみせたのは、売られ過ぎとの見方が広がり、目先突っ込み警戒感からの買い戻しが表面化した。東京市場では前日に日経平均株価が579円高と急反騰したが、きょうもリスク選好ムードが維持され上値追い基調が続きそうだ。ただ、2万8000円台後半では戻り売り圧力も強く上げ幅は限定的なものにとどまる可能性が高い。なお、きょうはマザーズ市場にIPOが6社予定されている。ここ新規公開株は需給悪が嫌気され厳しい状況が続いているが、きょうのIPOラッシュで各社の株価がどういう値動きを示すかが注目される。

 21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比560ドル54セント高の3万5492ドル70セントと4日ぶり急反発。ナスダック総合株価指数は同360.143ポイント高の1万5341.087だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(10月27~28日開催分)が開示。海外では、タイ中銀が政策金利を発表、7~9月期の米GDP確報値、12月の米消費者信頼感指数、11月の米中古住宅販売件数など。

出所:MINKABU PRESS

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