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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 一時2万9000円を回復、利食い一巡後は直近戻り高値を意識した押し目狙い


 日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の2万8900円(+0.87%)前後で推移。寄り付きは2万8930円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8970万)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。買い一巡後に2万8810円まで上げ幅を縮める場面もあったが、前場半ばにかけて急速に切り返すと、一時2万9070円まで上昇した。前引けにかけては利食いの動きが強まり、2万8900円辺りでの推移を継続。

 日経225先物は一時節目の2万9000円を回復し、同水準に位置する75日移動平均線を突破する場面も見られた。目先のターゲット達成でいったんは利食いも出やすいところである。グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移していることも利食いに向かわせた格好だろう。ただし、12月17日につけた直近戻り高値(2万9150円)にあと80円に迫るなか、2万8900円水準での底堅さを見せてくるようだと、ショートカバーを狙った動きでリバウンドを強めてくる可能性がありそうだ。後場は小動きに推移すると見られるものの、押し目狙いのスタンスは継続。

 なお、NT倍率は先物中心限月で、一時14.52倍に上昇した。小動きながら下値を切り上げるトレンドを形成していることから、NTロングによるスプレッド狙いを引き続き想定しておきたい。

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