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【市況】日経平均VIは上昇、株価底堅く警戒感の広がりは限定的

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時55分現在、前日比+0.22(上昇率1.16%)の19.22と上昇している。なお、今日ここまでの高値は19.89、安値は18.66。

市場では新型コロナ「オミクロン型」は重症化のリスクが少ないとして過度な警戒感が後退しているとの指摘がある一方、国内で新型コロナ感染が増加傾向にあり、人の移動が活発となる年末年始に感染が拡大するのではないかとの懸念があり、市場心理は一方向に傾きにくくなっている。こうした中、今日の東京株式市場で日経225先物は朝方の売り一巡後は底堅い動きとなり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの広がりは限定的で、日経VIは昨日の水準をはさんだ動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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