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【材料】ビザ、マスターカードの下げ続く ロシアでの事業停止を発表=米国株個別

 ビザ<V>、マスターカード<MA>の下げが続いている。ビザは6日続落、マスターカードは7日続落となっている。両社は週末の5日にロシアでの事業を停止すると発表した。ロシア経済を孤立化させる国際社会の取り組みに歩調を合わせる。

 ビザはロシアの理不尽なウクライナ侵略を指摘し、マスターカードは現在の紛争と不確実な経済環境は異例だと説明。バイデン大統領は決定を歓迎すると表明した。

 ロシア国内で発行されたカードを使った取引は、ロシア国外で実行できなくなるほか、ロシア国外発行のカードはロシアの店舗やATMで使えなくなる。

 ビザはロシア国内で発行されたカードでロシアの消費者が製品やサービスの支払いを行うことは可能だが、同社はそうした取引を処理しないとしている。

 ロシア中央銀行はロシアの銀行が発行したビザとマスターカードのカードについて、期限切れまで機能し続けるとする声明を発表。また、ロシアの最大手ズベルバンクはロシアの決済システム「MIR(ミール)」や中国の「銀聯(ユニオンペイ)」を利用したカード発行の可能性を検討していると明らかにしている。

(NY時間10:09)
ビザ<V> 194.21(-6.08 -3.04%)
マスターカード<MA> 320.27(-10.49 -3.17%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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