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【材料】アルファベットが決算受け時間外で6%下落 YouTubeが予想下回り失望感=米国株個別

 アルファベット<GOOG>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、売上高(トラフィック獲得コスト除く)は予想範囲内となった。同社は700億ドルの自社株買いプログラムを発表した。

 ただ、株価は時間外で冴えない反応。グーグルの広告収入は22%増となり、YouTubeの売上高も68.7億ドルとなったが、予想(74億ドル)を下回ったことが失望感を強めている模様。アップル社がサードパーティの広告ターゲティングを禁止したことで、iPhoneにおけるYouTubeのビジネスの一部が圧迫されたとしている。

 ウェブ上の他の場所で広告を配信するネットワークシステムは、広告ターゲティングを制限する欧州の新規制によって制限された可能性が高い。売上高は81.7億ドルだった。

 ポラットCFOは、「ロシアのウクライナ侵攻後に欧州で広告主が支出を一部縮小したことで打撃を受けた」と述べた。「マクロ環境には多くの不確実性がある」と語った。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):24.62ドル(予想:25.71ドル)
・売上高(TAC除く):560.2億ドル(予想:560.7億ドル)
  ・グーグル広告:546.6億ドル(予想:541.3億ドル)
  ・グーグルその他:68.1億ドル(予想:72.8億ドル)
  ・グーグル以外:4.40億ドル(予想:2.04億ドル)
・営業利益:200.9億ドル(予想:197億ドル)
・設備投資:97.9億ドル(予想:72.8億ドル)

(NY時間17:04)時間外
アルファベット<GOOG> 2229.74(-160.38 -6.71%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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