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【材料】アカマイが決算受け下落 トラフィック減速とウクライナ危機が収益圧迫=米国株個別

 高速コンテンツ配信を手掛けるアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの1株利益は予想を下回った。セキュリティ部門の売上高は予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の見通しを下方修正したほか、第2四半期は予想を下回る見通しを示している。

 インターネットのトラフィック減速とウクライナ危機による収益の減少が圧迫した。セキュリティとコンピューティングは好調だったものの、メディアのトラフィック減速に加え、為替相場の逆風とロシア事業の損失により、2022年のガイダンスは下方修正されている。インターネットの減速は全体に渡って見られているが、特にゲームとOTTにおいて顕著に見られている。

※OTT(オーバー・ザ・トップ)
 インターネットを介した動画配信、音声通話、SNSなどのマルチメディア・サービス。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.39ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:9.04億ドル(予想:9.04億ドル)
  セキュリティ:3.82億ドル(予想:3.75億ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.28~1.33ドル(予想:1.45ドル)
・売上高:8.90~9.05億ドル(予想:9.26億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.32~5.44ドル(従来:5.82~5.97ドル)(予想:5.92ドル)
・売上高:36.2~36.7億ドル(従来:36.7~37.3億ドル)(予想:37.5億ドル)

(NY時間11:08)
アカマイ<AKAM> 100.12(-13.68 -12.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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