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【材料】コムキャストが決算受け下落 ブロードバンドの弱さ浮き彫りに=米国株個別

 ブロードバンドのコムキャスト<CMCSA>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、高速インターネットや動画の契約者数が予想を下回ったことが嫌気されている。今回の決算はブロードバンドの弱さを浮き彫りにした格好。高速インターネットの純増数はゼロだった。

 アナリストからは「数万件のブロードバンド加入が必ずしも1株利益やフリーキャッシュフローの針を動かすわけではないが、市場は純増数が競争激化を示すものなのか、ケーブルがどのように対応しなければならないか、依然として懸念している」との指摘も出ている。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.01ドル(予想:0.91ドル)
・売上高:300.2億ドル(予想:297億ドル)
  NBCユニバーサル:94.5億ドル(予想:89.2億ドル)
    テーマパーク:18.0億ドル(予想:12.4億ドル)  
・EBITDA(調整後):98.3億ドル(予想:93.9億ドル)
・高速インターネットの契約者数純増減:0人(予想:+8.31万人)
・動画契約者純増減:-52.1万人(予想:-48.2万人)

(NY時間11:12)
コムキャスト<CMCSA> 39.10(-4.28 -9.86%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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