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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格の2万9000円~2万9250円のレンジに切り上がる


 日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の2万9080円(+0.79%)前後で推移。寄り付きは2万8930円と、シカゴ日経平均先物(2万8950円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。寄り付きを安値に強い動きを見せており、現物の寄り付き直後に2万9000円を回復すると、前場半ばには一時2万9150円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は次第にこう着感を強めたものの、2万9000円を上回っての推移を継続。

 日経225先物は2万9000円回で目先の目標達成感が意識されると見られていたが、ショートカバーを交えた上昇によって上げ幅を広げた。買い一巡後も2万9000円を上回って推移しており、オプション権利行使価格の2万9000円~2万9250円のレンジに切り上がった格好である。短期的には過熱感の強まりが警戒されるものの、押し目狙いのロングスタンスでの対応となろう。

 また、NT倍率は先物中心限月で14.56倍だった。米ハイテク株の下落影響もあって東京エレクトロン <8035> [東証P]が軟調に推移するなか、朝方は14.53倍に低下する場面も見られた。ただし、ファーストリテイリング <9983> [東証P]の上昇によって日経平均型優位の展開が継続しており、NTロングでのスプレッド狙いの動きが入りやすい。

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