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【材料】ターゲットが決算受け下落 一般消費財の値引きや在庫適正化が圧迫=米国株個別

 ディスカウントストア大手のターゲット<TGT>が下落。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく下回ったほか、既存店売上高の伸びも予想を下回った。一般消費財の値引きや在庫適正化が短期的な収益性に大きな圧力をかけた。

 通期については引き続き1桁台半ばから後半の売上高の伸びを見込んでいるほか、下半期の営業利益率は6%前後を予想。同社のコーネルCEOは、「今年の残りの期間について慎重に計画を立てているが、現在の傾向は通期の成長予測を裏付けている」と述べた。

 前日のウォルマート<WMT>とは対照的な結果となったが、同社が6月に家電製品やパティオ家具、その他の一般消費財を値下げしたことが反映。ただ、好調な客足から利益を得る態勢は整っているとし、下期の営業利益率は約6%という従来の見通しを維持している。?

(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:2.6%(予想:2.8%)
  店舗:1.3%(予想:1.2%)
  デジタル:9%(予想:6.3%)
・1株利益(調整後):0.39ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:256.5億ドル(予想:258.4億ドル)
・粗利益率(調整後):21.5%(予想:23.9%)
・営業利益率:1.2%(予想:2.4%)
・EBITDA(調整後):9.79億ドル(予想:11.9億ドル)
・顧客取引高:2.7%増
・デジタル販売シェア:17.9%

(NY時間09:38)
ターゲット<TGT> 172.92(-7.27 -4.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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