【注目】今週の「妙味株」一本釣り！ ─ インパクト

●インパクト <6067> [東証Ｇ]　【目標株価】4500円（30日終値3730円）

「豊富な店舗データを武器に上値を試す展開へ」

　インパクトホールディングス <6067> [東証Ｇ]は、全体相場が軟調地合いとなるなかでも強い動きをみせている。3300円台に位置する75日移動平均線が下値を支持し、足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。このところ抑えられている3800円処を終値で突破すれば、上値を試す展開が期待できそうだ。

　同社はHRソリューション（店舗巡回、販売員派遣・店舗運営など）、IoTソリューション（デジタルサイネージ、マーケティングシステムなど）、MRソリューション（覆面調査、マーケティングリサーチなど）の3セグメント構成で店頭販促支援事業を展開している。売り場や販促活動に関する多くの定量・定性データを蓄積していることが強みで、22年12月期の店舗データベース提供数の目標として250社・500件（前期は150社・227件）を掲げている。

　8月12日に発表した第2四半期累計（1-6月）の連結決算は、主力のHRソリューション事業が好調だったことなどから営業利益が前年同期比26.8％増の8億6500万円で着地。通期計画の22億円に対する進捗率は39.3％となっているが、同社は例年、第4四半期（10-12月）の営業利益が最も高くなる傾向があり、通期予想は従来見通しを据え置いている。

　また、9月27日に子会社のインパクトフィールドが、大手アパレルブランド国内約300店舗の店舗運営代行業務を受託したと発表したことにも注目したい。同業務による年間売上高規模は約15億円としており、来年春ごろにスタートする予定だ。

株探ニュース