【材料】オラプレックスが暫定決算を受け５２％急落　通期見通しを大幅に下方修正＝米国株個別

　シャンプーなどヘアケア製品を手掛けるオラプレックス<OLPX>が急落。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）の暫定決算を公表し、売上高は１．７６億ドルと予想を大きく下回る見通しを示した。純利益は７１３０万－７３３０万ドルを見込み、こちらも予想を大きく下回った。ＥＢＩＴＤＡは１億－１．０２億ドルを見込んでいる。通期ガイダンスも公表しており、売上高および純利益の見通しを大幅に下方修正した。

　マクロ環境が消費者とスタイリストに影響を与えていることを理由に挙げている。「顧客のサロン訪問の間隔が長くなっており、製品購入量が減り、事前購入することも少なくなっている」と述べた。同社はまた、販売業者間の在庫調整と、競合他社による大幅値引きによる競争激化も指摘している。

　これを受け複数のアナリストが投資判断を引き下げた。一部のアナリストは「マクロ環境の圧力の急激な大きさと速さには驚かされた。これは、われわれが考えていたよりも、同社がマクロ環境に敏感であることを示唆している」と述べていた。

　同社はまた、ウォルデンＣＯＯの辞任も発表。

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：1.76億ドル（予想：2.07億ドル）
・純利益（調整後）：7130万～7330万ドル（予想：9190万ドル）
・EBITDA（調整後）：1.00～1.02億ドル

（通期見通し）
・売上高：7.04～7.11億ドル（従来：7.96～8.26億ドル）（予想：8.14億ドル）
・純利益（調整後）：3.03万～3.07万ドル（従来：3.63～3.79億ドル）（予想：3.75億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.00～1.02億ドル

（NY時間14:02）
オラプレックス<OLPX>　4.65（-5.15　-52.55%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美