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【材料】東芝は軟調、23年3月期営業減益の見通しをネガティブ視

東芝 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東芝<6502>は軟調。前週末11日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。売上高の見通しを500億円増額し、前期比微増の3兆3500億円に、営業利益の見通しを450億円減額し、同21.4%減の1250億円に修正した。営業利益の見通しが増益から一転、減益となったことをネガティブ視した売りが出た。

 税引き前利益と最終利益の見通しは、キオクシアホールディングスの業績見通しの提供を受けていないとして、非開示としている。リテール&プリンティングソリューション部門は売上高の計画を引き上げた一方、営業利益の見通しを引き下げた。また、デバイス&ストレージソリューション部門では売上高と営業利益の見通しを引き下げた。

 もっとも、決算発表に先立ち、東芝の非公開化に向け、優先交渉権を持つ国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が正式に買収提案を出したと伝わっていた。株価にプレミアムを一定程度上乗せした買収への思惑から、下値を探る動きは限られている。

出所:MINKABU PRESS

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