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【材料】キャンベルスープが決算受け上昇 粗利益率が回復=米国株個別

 インスタント食品のキャンベルスープ<CPB>が上昇。取引開始前に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期見通しを上方修正した。第1四半期の好業績とブランドのモメンタム持続、そして、サプライチェーン強化に基づいて、通期ガイダンスを上方修正したという。

 同社のクラウスCEOは「第1四半期の好調な業績はブランド関連の推進とサプライチェーン全体の取り組み向上における継続的な成功を反映している」と述べた。

 アナリストは予想より早い見通しの上方修正、販売数量の緩やかな減少、売上高の強い伸び、そして、粗利益率を指摘。「特に第1四半期は粗利益率が最も厳くなると予想されていた分、それが予想を大幅に上回ったことは価格設定がコストに追いついたことを示している。粗利益率の回復を市場は過小評価しているというわれわれの考えを裏付けるものだ」と述べている。

(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.02ドル(予想:0.88ドル)
・売上高:25.8億ドル(予想:24.5億ドル)
  食品・飲料:14.6億ドル(予想:13.8億ドル)
  スナック:11.2億ドル(予想:10.6億ドル)
・既存事業売上高:15.0%(予想:6.0%)
・粗利益率(調整後):32.2%(予想:31.5%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.90~3.00ドル(予想:2.91ドル)
・既存事業売上高:7~9%
・EBIT(調整後):2.5~6.5%増(従来:1-5%増)

(NY時間13:18)
キャンベルスープ<CPB> 55.95(+2.96 +5.59%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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