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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メルコ、ネットプロ、ダイフク

メルコ <日足> 「株探」多機能チャートより
■メルコホールディングス <6676>  3,380円  +255 円 (+8.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 メルコホールディングス<6676>が大幅高で3日続伸。23日の取引時間終了後、連結子会社で食料品の製造を手掛けるシマダヤに関し、株式分配型スピンオフの準備とシマダヤの上場準備を始めると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。シマダヤの全株式を現物配当によりメルコの株主に交付する予定。スピンオフ実施前に、シマダヤの新規上場申請を東京証券取引所に行う。東証の上場承認がスピンオフの条件となる。スピンオフ後、シマダヤはメルコと資本関係のない独立した上場会社となる見込みで、迅速な事業戦略の実行と株主利益の最大化を図る。

■ネットプロ <7383>  580円  +34 円 (+6.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 ネットプロテクションズホールディングス<7383>は大幅高で3日続伸。大和証券が23日付で新規に投資判断「2」、目標株価600円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、競合の事業撤退に伴う残存者利益や薬機法改正悪影響の一巡、atoneの改修完了に伴うコンビニ払いのDX化進展、インボイス開始と広告投資効果顕在化による掛け払いの高成長などを牽引役に、23年3月期~26年3月期の平均連結GMV(取扱高)成長率を13%と、今期の同証券の予想成長率6%に比べて復調を予想。GMVの成長に伴い、EBITDA増益率も40%と高成長局面を迎えると期待しているという。更に長期的には、新商材の展開や提携先との新規事業など更なるアップサイドもあり得るとしている。

■ダイフク <6383>  7,160円  +370 円 (+5.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位
 ダイフク<6383>が5%を超える上昇で7000円台を回復したほか、安川電機<6506>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>など設備投資関連セクターに総じて買いが集まる展開となった。中国政府がこれまでのゼロコロナ政策から一転して経済再開に舵を切ったことで、同国の売上高比率が高いFA関連銘柄に物色の矛先が向いているもようだ。これらの銘柄には先行き不透明感から貸株調達を含めショートポジションが組まれていた形跡があり、株式需給面でも買い戻しによる浮揚力が働いている可能性が高い。

■GSユアサ <6674>  2,255円  +82 円 (+3.8%)  本日終値
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が続急伸。同社とホンダ<7267>は23日の取引終了後、高容量・高出力なリチウムイオンバッテリーに関する協業に向けての基本合意を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の基本合意は、急速に拡大するバッテリー需要に対応するため、グローバル市場において高い競争力を持つリチウムイオンバッテリーと、その製造方法を研究開発するとともに、主要原材料のサプライチェーンや効率的な生産システムを構築することが狙い。今後23年中の合弁会社設立を目指し、具体的な協議を開始するとしている。

■日本トムソン <6480>  586円  +18 円 (+3.2%)  本日終値
 日本トムソン<6480>の上値追いが止まらない。年初から一貫した戻りトレンドを形成、きょうはマドを開けて買われ昨年12月初旬以来の600円台乗せを視界に入れている。前日の米半導体株高を受けて東京市場でも同関連株の人気に火がついているが、物色の矛先は半導体業界向けで需要を獲得する設備投資関連株の一角にも向かっている。そうしたなか、同社は半導体製造装置向けを中心に直動案内機器で抜群の商品競争力を誇っており、投資資金の流入が加速した。技術力が高く少量多品種型生産で優位性を発揮し、工作機械向けも実績が高い。そのため、中国の経済再開期待も追い風となっているもようだ。23年3月期営業利益は前期比53%増の90億円を見込むが、これは07年3月期以来16期ぶりの高水準となる。PER5倍台、PBR0.6倍前後と株価指標面からも水準訂正余地の大きさを示唆している。

■三菱UFJ <8306>  960.3円  +23.5 円 (+2.5%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが足並みを揃えて上値指向を強めている。ここにきて米国ではFRBの利上げ打ち止め期待を背景とした債券への資金シフトが一服し、米長期金利が再び上昇基調にある。前日に米10年債利回りは終値ベースで3日連続して水準を切り上げ、3.5%台まで戻してきた。これを受けて米株市場ではゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>など大手金融株への投資資金流入が顕著となった。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクなどは、運用環境の改善期待が株価にポジティブに働いている。また、国内でも大規模金融緩和策を続けてきた日銀の政策路線に修正の兆しが見えることで、メガバンクには追い風材料として意識されている。

■JMホールディングス <3539>  1,807円  +40 円 (+2.3%)  本日終値
 JMホールディングス<3539>が4日続伸。23日の取引終了後、東京都練馬区や北区、荒川区を中心に食品スーパー「スーパーみらべる」などを17店舗展開するスーパーみらべる(東京都板橋区)の株式を取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。東京都北部の店舗網の拡充に加えて、商品調達や販売ノウハウでシナジーが期待できると判断したという。株式取得は3月1日を予定しており、取得価額は非開示。なお、23年7月期業績予想への影響は軽微としている。

■東京エレクトロン <8035>  46,500円  +930 円 (+2.0%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置メーカーをはじめ、半導体シリコンウエハーを手掛けるSUMCO<3436>、車載マイコン首位のルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連が総花的に買われている。前日の米国株市場ではアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が9%超の上昇をみせるなど物色人気化し、エヌビディア<NVDA>も7.6%高と値を飛ばすなど半導体関連株への買いが加速し全体相場を押し上げる原動力となった。半導体市況の先行き改善期待が高まるなか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%高と急騰しており、東京市場でもこの米半導体株高が波及する格好となっている。

■竹内製作所 <6432>  2,800円  +55 円 (+2.0%)  本日終値
 竹内製作所<6432>が続伸。岩井コスモ証券は23日、同社株の投資判断「A」と目標株価3400円を継続した。同社は小型建設機械メーカーで、販売の9割以上が欧米向け。第3四半期累計(22年3~11月)の連結業績は売上高が前年同期比24.3%増の1329億2600万円、営業利益が同1.5%減の139億5200万円と増収減益で着地。製品需要は欧州、米国とも好調だが、部品入荷や物流遅延により生産台数が前年同期を下回った。同証券では、足もとでの円高による今期業績へのマイナス影響は限定的とみており、来期以降は社会インフラ工事の需要が旺盛なことから同社製品への需要も堅調と予想。23年2月期の連結営業利益は200億円(前期比12.6%増)の予想に対して203億円を見込んでおり、24年2月期の同利益は220億円への連続増益をみている。

■SBI新生銀行 <8303>  2,325円  +40 円 (+1.8%)  本日終値
 SBI新生銀行<8303>が反発。24日付の日本経済新聞は「SBI新生銀行は2月6日から、コンビニエンスストアに設置されているATMの出金手数料を無料にする」と報じており、これを好感する買いが流入した。預金残高が100万円未満で、かつ投資商品の年間残高が10万円未満の顧客が対象。24年3月末まで回数無制限で無料にするという。同行は預金量を追う戦略を鮮明にする形となる、とみられている。

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