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【材料】ウエスタンデジタルが決算受け下落 予想を大きく下回る弱い見通しを示す=米国株個別

 半導体のウエスタンデジタル<WDC>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、粗利益率が予想を大きく下回った。第3四半期の見通しについても、全体的に予想を大きく下回る弱い見通しを示している。

 同社はまた、転換型優先株の発行を通じて9億ドルの資金調達を実施すると発表。厳しい状況に直面しており、苦境を乗り切る資金を手当てする。

 アナリストは「NAND市場とハードディスクドライブ(HDD)市場の両方で需要減が続いており、今回の決算とガイダンスは弱いものだった。ただ、第3四半期にファンダメンタルズが底を打つと見ており、焦点は戦略的レビューの進捗状況にある」と述べている。

(10-12月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.42ドル(予想:-0.12ドル)
・売上高:31.1億ドル(予想:30.0億ドル)
・粗利益率(調整後):17.4%(予想:20.9%)
・在庫:37.7億ドル(予想:38.6億ドル)
・FCF:-2.4億ドル(予想:-4.8億ドル)

(1-3月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):-1.40~-1.70ドル(予想:-0.32ドル)
・売上高:26~28億ドル(予想:31.2億ドル)
・粗利益率(調整後):9~11%(予想:19.9%)

(NY時間09:40)
ウエスタンデジタル<WDC> 41.63(-2.32 -5.28%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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