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【材料】城南進学研究社---3Qは減収なるも、顧客満足度が向上

城南進研 <日足> 「株探」多機能チャートより

城南進学研究社<4720>は10日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.0%減の44.91億円、営業損失が0.25億円(前年同期は0.74億円の利益)、経常損失が0.26億円(同0.73億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.95億円(同1.40億円の損失)となった。

教育事業の売上高は前年同期比5.1%減の42.20億円となった。個別指導部門では、個別指導塾「城南コベッツ」が継続生の減少や新規入学のコンタクトが低調であること、受験学年の減少による単価の減少などで売上高は予想を下回って推移した。しかし、退学者数を抑止できていることや、志望校合格にこだわる指導の強化を進めたことで、顧客満足度を向上させることができた。さらに「城南コベッツ」内に算数特化の小学生向け学習塾 「りんご塾」の併設教室を増やすなど新たな顧客の獲得を図っている。

スポーツ事業の売上高は前年同期比2.1%減の2.70億円となった。子会社である久ケ原スポーツクラブでは、安定した会員数を維持しているが、11月に耐震工事のため2週間休館した影響が出た。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.2%増63.28億円、営業利益が同222.8%増の2.52億円、経常利益が同267.4%増の2.58億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.76億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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