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【材料】FJネクストホールディングス---マンション販売は堅調に推移し、通期計画に対する進捗率は過去5年平均を上回る

FJネクHD <日足> 「株探」多機能チャートより

FJネクストホールディングス<8935>は10日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比5.5%増の572.51億円、営業利益は同16.5%減の43.47億円、経常利益は同16.9%減の43.17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同14.7%減の29.18億円となった。なお、通期計画に対する進捗率は、経常利益において57.6%となるなど過去5年平均を上回った。

不動産開発事業の売上高は前年同期比7.2%増の502.37億円、セグメント利益は同14.2%減の34.88億円となった。新築物件に加え、中古マンションも積極的に販売した。その結果、新築マンション売上高は135.14億円(464戸)、中古マンション売上高は316.63億円(1,274戸)、不動産賃貸収入は48.97億円、その他収入は1.62億円となった。
なお、不動産開発事業におけるマンション販売は、顧客への物件引渡しをもって売上が計上されるため、物件の竣工や引渡しのタイミングにより四半期ごとの業績に偏重が生じる傾向がある。

不動産管理事業の売上高は同5.2%増の26.97億円、セグメント利益は同6.3%増の6.60億円となった。自社グループ開発物件の新規管理受託や外部受注等を進め、賃貸管理戸数は17,723戸、建物管理棟数は337棟となった。

建設事業の売上高は同16.8%減の33.37億円、セグメント利益は同70.9%減の1.48億円となった。完成工事件数の減少により、売上、利益ともに前年を下回って推移した。

旅館事業の売上高は同17.3%増の9.37億円、セグメント利益は0.17億円(前年同期は0.30億円の損失)となった。観光需要喚起策「全国旅行支援」等により、客室稼働率及び客室平均単価は前年同期を上回って推移した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高を850億円、営業利益、経常利益を共に75億円、親会社株主に帰属する当期純利益を50億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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