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【市況】東京株式(前引け)=大幅反発、欧米の金融不安和らぎ買い戻し優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 22日前引けの日経平均株価は前営業日比514円10銭高の2万7459円77銭と大幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億4500万株、売買代金概算は1兆4924億円。値上がり銘柄数は1701、対して値下がり銘柄数は103、変わらずは32銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株高を受け大きくリスクオンに傾いた。日経平均株価は朝方に高く始まった後、いったん伸び悩む場面もあったが前場後半に買い直され、500円を超える上昇となった。相次ぐ米銀破綻に端を発した金融システムへの不安が和らぎ、東京市場でも金融株や景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買い戻される展開となった。外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることもハイテクセクターなどを中心に追い風となっている。プライム市場の9割以上の銘柄が上昇する全面高商状となっている。

 個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株が高く、信越化学工業<4063>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも物色人気。マネックスグループ<8698>が商いを伴い大幅高、サムコ<6387>の上げ足も目立つ。半面、新光電気工業<6967>が売りに押され、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も冴えない。マクセル<6810>が大きく利食われ、富士通ゼネラル<6755>は大幅安。ゆうちょ銀行<7182>もやや売りに押されている。

出所:MINKABU PRESS

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