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【材料】コンステレーションが決算受け小幅高 強弱まちまち 増配も発表=米国株個別

 アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が取引開始前に12-2月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しは予想を上回った。また、同社は四半期配当を従来の1株0.80ドルから0.89ドルに増配した。

 アナリストからは、「ポジティブとネガティブが混在し、コンファレンスで取り上げられていた重要なトピック、例えば、2024年度の設備投資見通しの下方修正といったものもあるが、予想に反して建設的な報告が多かったように思う」との見解も聞かれた。

 ビール類の消費量と売上高の伸びは予想を上回り、ビール部門の営業利益率は38.3%で年度を終え、営業キャッシュフローは高水準にあったとも指摘。ただ、通期のビール類の成長見通しは、3月の同業界の業績が全体的に低調であったことから、議論の余地があるだろうとも語った。一方、ワイン&スピリッツの業績は今年も厳しいが、実際、株価への影響は限定的と考えているという。

 株価は小幅高で推移。

(12-2月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.98ドル(予想:1.84ドル)
・売上高:20.0億ドル(予想:20.1億ドル)
  ビール:15.4億ドル(予想:15.1億ドル)
  ワイン・スピリッツ:4.62億ドル(予想:5.09億ドル)
・ビール消費量:6.3%(予想:4.2%)
・ワイン・スピリッツ消費量:-4.9%(予想:-3.3%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):11.70~12.00ドル(予想:11.73ドル)
・FCF:12~13億ドル(予想:13.5億ドル)

(NY時間10:26)
コンステレーション<STZ> 223.68(+2.24 +1.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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