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【材料】ファンペップ---抗体誘導ペプチド「FPP003」が中国で物質特許成立

ファンペップ <日足> 「株探」多機能チャートより

ファンペップ<4881>は9日、開発中の抗体誘導ペプチド「FPP003」の物質特許が中国において成立致したことを発表。

本特許は、FPP003 の用途(対象疾患)にかかわらず、物質そのものを広く保護する物質特許。 発明の名称は疾患の要因となる生体内タンパク質を標的とするコンジュゲートワクチン、出願人は大阪大学・ファンペップ、特許番号はZL201780019328.X。同社は、本特許について大阪大学から独占的な実施権の許諾を受けている。同社は、化学合成で製造可能な抗体誘導ペプチドを、高額な抗体医薬品に対して医療費を抑制する代替医薬品として開発し、先進国で深刻化する医療財政問題の改善にも貢献していきたいとの考えとしている。

FPP003は、住友ファーマ<4506>との共同研究により創生した開発化合物。同社は住友ファーマとの間で北米での全疾患を対象とする独占的開発及び商業化権に関するオプション契約を締結しており、中国を含む北米以外の地域については同社が優先交渉権を保有している。

なお、本特許成立は、既に本特許が成立している日本、米国及び欧州等に続き、中国でも本特許の実施について独占排他権が認められたことを意味し、FPP003開発プロジェクトを強力にサポートするもの。

《YI》

 提供:フィスコ

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