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【材料】コヒレントが商いを伴て大幅高 新レーザー加工ヘッド「PH20スマートウェルド+」を発表=米国株個別

 レーザー加工を手掛けるコヒレント<COHR>が商いを伴て大幅高。同社は電気自動車(EV)製造アプリケーションに最適な溶接の深さの精密制御に最適化した新レーザー加工ヘッド「PH20スマートウェルド+」を発表した。

 EV用バッテリー製造の急激な成長により、最高品質のバッテイー溶接を行うことができる次世代レーザー加工システムの需要が高まっている。同社の「PH20スマートウェルド+」は最大6kWの出力が可能で、個々のバッテリーセルのような長い溶接部でも、溶け込みの深さを正確に制御することができるようになったという。

 同社のレーザーシステム事業部副社長兼マネージング・ディレクターのロス博士は、「アルミニウムの電池蓋と缶の溶接で、非常に高速で精密な溶接を実現することがでる」と述べた。この加工ヘッドの違いは、軽量ミラーと独自のプロセス制御により、溶接経路に沿って移動しながらレーザービームを任意のパターンで発振させることを可能にしているという。

 市場では電気自動車(EV)関連に資金流入が見られる中、その流れにのって同社株にも買いが膨らんでいる模様。

【企業概要】
 通信・産業・航空宇宙/防衛・家電や、その他用途に応じた様々な光電子材料およびデバイスを開発・製造・販売する。製品は、光・データ・無線通信製品、3Dセンシング、半導体加工、熱電冷却・発電ソリューション、レーザーによる半導体ウエハー検査や切断・溶接等の材料加工など様々なアプリケーションで展開される。

(NY時間10:21)
コヒレント<COHR> 50.26(+7.44 +17.38%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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