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【材料】コヒレントが下落 エヌビディアからの恩恵を受ける可能性は低いとの指摘=米国株個別

 電子部品やレーザー加工を手掛けるコヒレント<COHR>が下落。同社はAI投資サイクルの加速から恩恵を受けると期待され、5月の安値26.29ドルから、今月に入って一時60ドル台まで上昇する場面も見られていた。ただ、本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き下げている。目標株価は47ドルで変わらず。

 同社は短期的な材料を欠いており、エヌビディア<NVDA>からの恩恵を受ける可能性も低いと指摘している。AIが光ネットワーキング業界に与える影響を分析する中で、スイッチやルーターを含むネットワーク機器のほとんどをエヌビディアはサプライチェーン内で入手できるとも語った。従って、ルメンタム<LITE>など、エヌビディアのサプライチェーン内の企業だけが恩恵を受けることになるという。

 エヌビディアがネットワーク機器のメラノックスを買収し、その製品を使用することも考えると、同社がサプライチェーンに含まれるとは考えにくいとしている。

【企業概要】
 通信・産業・航空宇宙/防衛・家電や、その他用途に応じた様々な光電子材料およびデバイスを開発・製造・販売する。製品は、光・データ・無線通信製品、3Dセンシング、半導体加工、熱電冷却・発電ソリューション、レーザーによる半導体ウエハー検査や切断・溶接等の材料加工など様々なアプリケーションで展開される。

(NY時間10:27)
コヒレント<COHR> 46.46(-1.67 -3.47%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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