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【材料】川崎汽など買われる、バリュー株シフトで海運株が業種別値上がり率トップに

 川崎汽船<9107>が4300円台を回復し年初来高値更新を目前に捉えているのをはじめ、海運株が軟調地合いのなか総じて強さを発揮している。業種別騰落で「海運」は値上がり率のトップ。前日の米国株市場ではFOMC通過後に景気敏感株中心に買いが続いたが、半導体関連などハイテク系グロース株は値を下げる銘柄も多かった。足もとではバリュー株優位の地合いとなっている。そのなか低PBRで高配当利回りの海運セクターが投資資金の受け皿となっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数はここ再び1000の大台を割り込んで推移しているが、バルチック指数への影響が大きいとされる中国経済については中国政府当局の景気刺激策への期待感が高まっており、海運株への買い戻しを誘発している。

出所:MINKABU PRESS

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