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【材料】タッパーウェアが人気化 この8営業日で株価は約8倍に急騰 ミーム株を彷彿とさせる動き=米国株個別

 台所用品のタッパーウェア・ブランズ<TUP>が大幅高。同社株は7月21日以来、急激に動意づいている。同社は数カ月前から経営破綻の可能性を警告してきたが、それでも個人投資家は、パンデミック時代のミーム株を彷彿とさせる目を見張るような上昇から手を引いていない。ショートカバーを巻き込んだ踏み上げ相場となっており、この8営業日で株価は約8倍に急騰している。

 市場からは、この熱狂は2021年にゲームストップ<GME>のような大きく空売りが積み上がった銘柄の上昇を煽り、ヘッジファンドを終焉に追い込んだミーム株現象が死んでいないことを示している。同社の時価総額は4000万ドルだった7月21日以来、個人投資家は1500万ドル相当の同社株を購入。現在の時価総額は2.38億ドルになっている。

 同社株のティッカーは、個人投資家のチャットルームStocktwitsのトレンドの1つとなっているほか、レジットのウォールストリート・ベッツ・フォーラムでの言及も株価の急騰と伴に急増している。

【企業概要】
 世界の消費者向けにキッチン・家庭用品及び美容製品等を開発・製造し、主に個人の販売員がホームパーティーその他の方法で販売する。タッパーウェアのブランド名で知られるプラスチック樹脂製の食品保存容器や調理器具の他、スキンケア用品・化粧品などの美容製品も取り扱う。

(NY時間11:21)
タッパーウェア<TUP> 5.68(+1.41 +33.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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