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【材料】ソニーGは売り優勢、最終利益増額も期待に届かず利食い急ぎの動きに

ソニーG <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソニーグループ<6758>が売り優勢の展開。9日取引終了後24年3月期第1四半期(23年4~6月)の決算発表とあわせ、通期業績見通し(売上高と最終利益)の修正を発表した。最終利益予想は従来計画の8400億円から8600億円へ200億円上乗せした。前期比では8%減益となる。ドル高・円安が進行したことによる為替メリットが発生しているほか、ゲームソフトや音楽事業の好調などが全体を押し上げる。ただ、一方で半導体事業については当初計画から下方修正しており、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」の販売見通しも据え置くなど事業によって必ずしも好調とはいえず濃淡がみられる。前日の米国株市場でハイテク株が売られたことなどもあって、足もとでは利食い急ぎの動きを誘発している。

出所:MINKABU PRESS

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