【材料】システムサポート---23年6月期は2ケタ増収増益、クラウドインテグレーション事業が好調に推移

システムサポート<4396>は9日、2023年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比18.9%増の192.67億円、営業利益が同21.7%増の14.56億円、経常利益が同23.1%増の14.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.5%増の10.09億円となった。

クラウドインテグレーション事業の売上高は前年同期比57.0%増の53.19億円、セグメント利益は同46.6%増の8.12億円となった。システムの維持運用の効率化に向けたクラウドサービスやITシステム基盤等のクラウドサービス利用支援分野の受注が大幅に増加した。

システムインテグレーション事業の売上高は同7.8%増の113.15億円、セグメント利益は同20.5%減の2.17億円となった。ERPパッケージ利用支援分野が好調に推移した。

アウトソーシング事業の売上高は同14.9%増の17.72億円、セグメント利益は同11.0%増の2.09億円となった。データセンター業務で月額利用料等のストック売上や顧客1社あたりの利用料が増加した。

プロダクト事業の売上高は同3.4%増の6.93億円、セグメント利益は同8.2%増の1.96億円となった。建て役者（建築業向け工事情報管理システム）及びSHIFTEE（クラウド型シフト管理システム）等の販売が好調に推移した。

海外事業について、北米で展開しているシステムインテグレーションやアウトソーシング、メディア運営事業等の売上高は同68.3%増の1.66億円、セグメント利益は同75.0%増の0.61億円となった。

2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比13.1%増の217.84億円、営業利益は同21.0%増の17.63億円、経常利益は同19.8%増の17.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同15.6%増の11.67億円を見込んでいる。

《SI》

　提供：フィスコ