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【材料】第一三共が年初来安値を更新、「エンハーツ」の米特許侵害訴訟での敗訴をネガティブ視

第一三共 <日足> 「株探」多機能チャートより
 第一三共<4568>が5日続落し、年初来安値を更新した。18日の取引終了後、米製薬企業シーゲン<SGEN>が第一三共に対して提起した抗がん剤「エンハーツ」を巡る特許権侵害訴訟について、米テキサス州東部地区連邦地方裁判所が第一三共に、損害賠償額とともにシーゲンへのロイヤルティーの支払いを命じる判決を下した。敗訴となったことをネガティブ視した売りが膨らんだようだ。

 4180万ドル(約62億円)の損害賠償額に加えて、2022年4月~24年11月4日までのエンハーツの米国での売り上げに対する8%のロイヤルティーの支払いを同地裁は命じた。第一三共は米連邦巡回区控訴裁判所への控訴を含め、あらゆる法的手段を検討するとしている。24年3月期の通期の業績への影響は精査中で、確定次第公表する方針を示した。

出所:MINKABU PRESS

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