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【材料】セキュア---3Qは2ケタ増収・各段階利益は黒字化、通期連結業績予想の上方修正を発表

セキュア <日足> 「株探」多機能チャートより

セキュア<4264>は10日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比59.8%増の37.94億円、営業利益が2.01億円(前年同期は1.10億円の損失)、経常利益が1.95億円(同1.18億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.62億円(同1.69億円の損失)となった。

同社グループでは、コロナ禍における新しい生活様式の中でも「安心・安全に働く環境」を創出するため、最先端のAI(画像認識)技術とセキュリティ専門企業としての長年の実績・ノウハウを駆使し、最適なソリューションの提供に努めてきた。

売上高においては、「SECURE AC(入退室管理システム)」では、オフィスや工場への導入が順調に推移した結果、着実に導入企業数を増加させたとともに、計画に対して好調に進捗した。「SECURE VS(監視カメラシステム)」では、中小型案件の導入が順調に推移した結果、着実に導入企業数を増加させたとともに、計画に対して好調に進捗した。2023年8月に、業務のさらなる拡大のために、コーユーイノテックスと業務提携契約を締結した。施工に関わる業務をサポートしてもらうことで、営業活動に注力できる環境を整え、全国規模でのセキュリティソリューションの拡大を目指していくとしている。2023年9月には、サイエンスアーツと顔認証結果を通知する「リアルタイム検知・共有システム」の共同開発を行うために協業した。同社の顔認証システムとサイエンスアーツが提供するデスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」の連携によって、店舗・施設のオペレーション改善と顧客対応品質の向上に向けた取り組みを進めていく。

2023年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比50.7%増(前回予想比15.9%増)の51.00億円、営業利益が1.80億円(同38.5%増)、経常利益が1.65億円(同37.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1.45億円(同52.6%増)としている。

《SO》

 提供:フィスコ

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