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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャー+1σ割れで短期のショートを誘い込む


 日経225先物は11時30分時点、前日比410円安の3万5810円(-1.13%)前後で推移。寄り付きは3万5920円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6040円)を下回る格好から、売り優勢で始まった。その後も下へのバイアスが強まるなか、一時3万5790円まで下落幅を広げる場面も見られた。売り一巡後は中盤にかけてショートカバーが入り、3万6050円まで戻したものの、3万6000円台では戻り待ちのショートが意識されるなか、終盤にかけて再び日中の安値水準に接近した。

 日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防を見せている。朝方はインテル<INTC>の時間外での急落が嫌気され、指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]が売られるなか、ショートの動きが強まった。3万6000円をキープできなかったことで終盤にかけて売り直される格好になったものの、短期的な資金が中心とみられ、+1σ水準から大きく下放れる動きにはならないだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.29倍に低下した。+1σが位置する14.31倍に上値を抑えられる形状であり、短期的には25日移動平均線が推移する14.20倍辺りまでの低下を試す可能性がありそうだ。

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