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【材料】いい生活---3Qも増収、エンタープライズ企業へのSaaSの導入に向け注力


いい生活<3796>は8日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.0%増の20.51億円、営業利益が同25.2%減の1.10億円、経常利益が同6.8%減の1.38億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.3%減の0.88億円となった。

当第3四半期累計期間においては、主に不動産賃貸管理事業を中核とする比較的規模の大きなエンタープライズ企業への同社SaaSの導入に向け注力してきた。顧客規模の大型化に伴い、ソリューション売上を構成する導入支援プロジェクトについて、全体として要件の複雑化、案件規模の大型化、期間の長期化等の傾向にあり、そのためソリューション売上については前年同期比で減収となった。一方で、エンタープライズ企業への同社SaaSの新規導入や、既存顧客へのアップセル/クロスセル等により、SaaSの月額利用料について平均顧客単価は引き続き上昇の傾向にある。そのため、SaaSの月額利用料収入を中心とするサブスクリプション売上は好調に推移した。また、サブスクリプションの顧客数は12月末時点で1,507法人(前年同月1,492法人)となり、平均月額単価は12月実績約136,000円/法人(前年同月130,100円/法人)となった。

サブスクリプションの売上高は前年同期比8.0%増の18.09億円、ソリューションの売上高は同18.7%減の2.41億円となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.4%増の29.50億円、営業利益が同28.1%増の3.00億円、経常利益が同30.4%増の3.08億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.3%増の2.04億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

 提供:フィスコ

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