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【市況】株価指数先物【昼】 後場はショートを仕掛けてくる可能性も


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の4万0160円(+0.12%)前後で推移。寄り付きは4万0180円とシカゴ日経平均先物(6月限)清算値(4万0130円)を上回り、買い先行で始まった。現物の寄り付き後ほどなくして4万0100円まで売られ、下げに転じる場面も見られた。売り一巡後は中盤にかけてロング優勢となり、一時は4万0320円まで買われたが、終盤にかけて軟化するなど、狭いレンジでの値動きとなった。

 日経225先物は、米国市場で主要な株価指数は下落したものの、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>など半導体株の一角が堅調だった流れを引き継ぐ形で始まった。ただし、買い先行で始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]は前場中盤辺りから利食いに押されており、積極的な売買は手控えられていた。結局はオプション権利行使価格の4万0125円と4万0375円によるレンジでの推移だった。上値の重さから後場はショートを仕掛けてくる動きが意識されそうだが、4万円接近では押し目狙いのロング対応とみておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.55倍に低下した。一時14.62倍に上昇する場面も見られたが、25日移動平均線(14.62倍)に上値を抑えられている。一方で下値はボリンジャーバンドの-1σ(14.55倍)水準で底堅さがみられており、方向感はつかみづらい。

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