信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

7804 ビーアンドピー

東証S
1,730円
前日比
+3
+0.17%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.0 1.28 2.89
時価総額 39.8億円
比較される銘柄
イタミアート, 
平賀, 
ウイルコHD
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

ビーアンドピー Research Memo(5):自己資本比率は82.4%と健全、ROEも9.9%と前期比で上昇


■業績動向

3. 財務状況と財務指標
ビーアンドピー<7804>の2023年10月期末の資産において、流動資産は、営業活動によるキャッシュ・フローの収入が投資活動と財務活動によるキャッシュ・フローの支出を上回ったことで現金及び預金が238百万円増加し残高は3,501百万円となった。固定資産に関しては、カットマシーン増設により機械及び装置が47百万円増加したほか、繰延税金資産が19百万円増加したことにより残高は285百万円となった。その結果、資産の残高は3,786百万円となった。負債においては、流動負債が従業員の給与引上げに伴い賞与引当金が49百万円増加したことにより残高は513百万円となった。固定負債の残高は1百万円減少し152百万円となった。純資産に関しては、剰余金の配当78百万円による減少はあったものの、当期純利益300百万円を計上したことにより残高は3,120百万円となった。

安全性の指標を見ると、自己資本比率は82.4%となった。前期末に比べて0.5ポイント低下したものの、依然として高い水準を維持している。また、稼ぐ力が向上している部分にも注目したい。ROEは9.9%と前期比1.4ポイント上昇、ROAも12.4%と同1.2ポイント上昇した。自己資本比率82.4%と財務の健全性を維持しながら、同時にROEを高めている点は注目に値する。今後も生産活動の効率化や高付加価値ソリューションの提供を行うなかで、効率的に稼ぐ力が高まっていくものと弊社は見ている。

4. キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益452百万円の増加があったことにより405百万円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が64百万円あったことにより65百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い77百万円、自己株式の取得による支出23百万円により101百万円の支出となった。以上より同社の2023年10月期末における現金及び現金同等物の残高は2,738百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)

《SO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均