マザーズ指数は反落、円安の恩恵限定的、個別に荒い値動きも/マザーズ市況
本日のマザーズ市場では、プラス転換した日経平均と異なり、マザーズ指数は終日マイナス圏で推移した。10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びを見せ、前日の米国市場では金利上昇とともにハイテク株の下げが目立った。本日のマザーズ市場でもこうした流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。その後は下げ渋ったものの、円安進行が支援材料となった日経平均に対し、内需系グロース(成長)株中心のマザーズ指数は恩恵が限られた。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1700.06億円。騰落数は、値上がり127銘柄、値下がり250銘柄、変わらず14銘柄となった。
個別では、時価総額上位のJMDC<4483>が軟調。売買代金上位では決算発表の日本電解<5759>が下落したが、ストップ安水準からスタートしたのち下げ渋った。制限値幅拡大の夢展望<3185>は買いが一巡するとストップ安水準まで急落。グローバルW<3936>もストップ安水準まで売られたほか、INC<7078>などが大幅安となった。一方、決算発表のJTOWER<4485>が売買代金トップ。取引時間中の上場来高値を付けると急失速したが、終値でもプラスを確保した。時価総額トップのメルカリ<4385>は小じっかり。アスタリスク<6522>は上値追いの買いで大幅反発し、好決算のサンアスタリスク<4053>やラキール<4074>、バーチャレク<6193>はストップ高。サイバー・バズ<7069>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
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株探ニュース