伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月29日版
日経平均は4月中に4万2000円まで下げる公算も
1. 2026年は年足が陰線引けする可能性が大きくなった
日経平均株価は3月23日に1月5日安値の5万0995円を割り、年初来安値を更新しています。
以前に本コラムで「上げやすい4月を前に、3月が年初来安値を更新している年は、たいていの場合、年足が陰線引けしている」という値動きのパターンを紹介しました。
1990年から2025年までの期間で3月に年初来安値を更新している年は、「1990年、1992年、1995年、1996年、2001年、2003年、2007年、2008年、2009年、2011年、2018年、2020年、2022年、2025年」の14回あります。この中で年足が陽線だった年は1995年、2003年、2009年、2020年、2025年の5回だけです。
1995年は、メキシコ通貨危機の影響、2003年が大手金融機関の不良債権問題、2009年がリーマン・ショックの影響、2020年がコロナショックにより、それぞれ年初の早い時期から日経平均株価が下げていたため、どの年も大規模な経済対策が実行されて、結果として年足が陽線で引ける展開になっています。
2025年を例外として判断するなら、2026年は年足が陰線引けする年、大納会の終値が1月5日の始値5万1010円より低くなる可能性が大きくなったと言えます。
株探ニュース