0823

上海総合指数 株価材料ニュース

3,116.39
-42.15
-1.3%
業績ー
株価は20分ディレイ

ダウ平均は伸び悩むもプラスを維持 大手銀株が伸び悩む=米国株後半

市況
2023年3月31日 4時57分

NY株式30日(NY時間15:47)

ダウ平均   32837.61(+120.01 +0.37%)

S&P500    4049.26(+21.45 +0.53%)

ナスダック   12007.73(+81.49 +0.68%)

CME日経平均先物 28000(大証終比:+200 +0.72%)

NY時間の終盤に入ってダウ平均は伸び悩んでいるものの、プラス圏を維持している。午後になって大手銀行株が伸び悩んだことが圧迫している模様。特に悪材料は見当たらないものの前日に、相次ぐ銀行破綻で230億ドル近いコストを抱えた米連邦預金保険公社(FDIC)がその負担の分担で大手銀の割合を通常より高くする方向で検討していると伝わっていた。

米当局が今回の銀行問題で、信用基準をさらに厳格化する可能性も高まっており、バイデン大統領はトランプ政権が緩和した銀行規制の復活を当局に要請したとも伝わった。また、イエレン財務長官は本日の講演で、2008年の金融危機後に実施した規制強化の一部を緩和したことについて、その行き過ぎが最近の銀行危機につながった可能性があるとの見解を示していた。

目先の金融不安は後退しているものの、規制強化によって銀行にとっては今後、収益が圧迫される可能性もあり、積極的には買戻しを入れにくい状況があるのかもしれない。

ただ、IT・ハイテク株への買いは続いており、ナスダックは堅調に推移。

米金利のピークが近く、金融不安もさらに緩和されるとの期待から、株式市場は上昇が続いている。銀行の流動性問題に関しては、2008年の金融危機時のサブプライムローンとは問題の質が違い、FRBや米連邦預金保険公社(FDIC)といった米金融当局が対処可能と見ているようだ。

そのような中で先行き警戒感は3月の低水準に後退。恐怖指数としても知られるCBOEボラティリティ・インデックス(VIX)は一時18台まで低下。3月に19で始まり、銀行問題の浮上で月の半ばには30台まで上昇していた。投資家は市場の混乱は最悪期を脱したとの見方を強めているようだ。

また、FRBは否定しているものの、市場は年内の利下げシナリオを織り込む動きを見せる中、IT・ハイテク株など成長株が買われている。

「市場のセンチメントは比較的良好で、金融セクターがもたらした最近の混乱にもかかわらず、投資家の信頼感は高いままだ。FRBがハト派的に転じるという見通しにより、投資家はリスク許容度を高め、四半期末を目前に株価を上昇させる良い口実になっている」といった声も聞かれる。

一方、「現在の上昇はあくまで、行動よりも期待で成り立っている。FRBが投資家を失望させた場合はボラティリティが再び高まる」との警告も出ている。その意味では今後発表される雇用、インフレ、生産などのハードテータや景況感、信頼感といったソフトデータの結果を待ちたいところのようだ。

明日はFRBが参照しているインフレ指標である2月のPCEデフレータが発表される。FRBが最も注目しているコアPCEデフレータは前月比で0.4%上昇、前年比では4.7%の上昇が予想されている。1月からは減速したとはいえ、FRBの物価目標2%を遥かに上回る水準。また、パウエル議長が注目している「スーパーコア」と呼ばれる住宅を除くコアサービス指数も前月比0.4%上昇し、前年比では4.8%の上昇が見込まれている。

チャールズ・シュワブ<SCHW>が反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の99ドルから68ドルに引き下げた。同アナリストは7年前にカバレッジを開始したが、今回初めて引き下げた。

百貨店のコールズ<KSS>が上昇。キングスベリーCEOが202万ドル分の自社株を購入したことが明らかとなった。米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、3月29日に平均価格21.82ドルで9万2500株を購入。

半導体のセムテック<SMTC>が決算を受け大幅安。第1四半期のガイダンスを嫌気。売上高は予想を上回る見通しを示したものの、粗利益率が予想以上に低下し、1株損益は予想外の赤字を見込んだ。

経営再建中のベッド・バス&ビヨンド<BBBY>が下落。取引開始前に3億ドルを上限とする増資を申請した。

電気自動車(EV)用急速充電ネットワークを所有運営するEVゴー<EVGO>が決算を受け大幅高。売上高が予想を上回った。

チャールズ・シュワブ<SCHW> 52.36(-2.86 -5.17%)

コールズ<KSS> 22.99(+0.94 +4.24%)

ベッド・バス<BBBY> 0.60(-0.20 -25.30%)

スプリンクラー<CXM> 12.75(+1.87 +17.19%)

セムテック<SMTC> 25.41(-6.70 -20.87%)

EVゴー<EVGO> 7.06(+1.31 +22.70%)

JPモルガン<JPM> 128.55(-0.60 -0.46%)

シティグループ<C> 46.06(+0.11 +0.24%)

バンカメ<BAC> 28.26(-0.41 -1.42%)

ウェルズ・ファーゴ<WFC> 37.33(-0.65 -1.70%)

ゴールドマン<GS> 321.20(+0.48 +0.15%)

モルガン・スタンレー<MS> 85.86(-0.38 -0.44%)

アップル<AAPL> 162.04(+1.27 +0.79%)

マイクロソフト<MSFT> 283.82(+3.31 +1.18%)

アマゾン<AMZN> 101.98(+1.73 +1.73%)

アルファベットC<GOOG> 101.35(-0.55 -0.54%)

テスラ<TSLA> 195.88(+2.00 +1.03%)

メタ・プラットフォームズ<META> 207.70(+2.35 +1.15%)

AMD<AMD> 97.97(+1.88 +1.95%)

エヌビディア<NVDA> 274.04(+4.20 +1.55%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる