外為サマリー：１ドル１０８円７０銭台で推移、米金利の高止まりが下支え
１２日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１０８円７７銭前後と前日の午後５時時点に比１０銭強のドル安・円高となっている。
１１日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１０８円６２銭前後と前日に比べ２０銭弱のドル安・円高で取引を終えた。欧米株安を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、一時１０８円３５銭まで軟化した。
ただ、７日につけた直近安値１０８円３４銭を下回らなかったことから、この日の東京市場では下値の堅さが意識されるかたちでドルの買い戻しが流入。時間外取引で米長期金利が１．６２％台で高止まりしていることもドルの下支えとなり、午前９時５０分過ぎには１０８円７９銭をつける場面があった。とはいえ、今晩に米４月消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を控えていることから積極的にドルを買い上がる勢いには乏しい。
ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．２１３８ドル前後と前日の午後５時時点に比べ０．０００３ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では１ユーロ＝１３２円０２銭前後と同２０銭強のユーロ安・円高で推移している。
株探ニュース