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豆蔵:「ハードウェア制御×AIロボティクス×AI×クラウド」でTier0.5戦略を推進

材料
2025年4月1日 10時12分

豆蔵<202A>が会社再編を実施し、「ハードウェア制御×AIロボティクス×AI×クラウド」による「Tier0.5」戦略を発表した。AIロボティクス関連の色がさらに明確化、株価の割安感が意識されるとともに、高い利益成長、株主還元が評価される局面も想定される。

20世紀の製造業は「機械を作る」時代で、ハードウェア中心のモノづくりで発展してきた。21世紀は「機械を賢くする」時代へと移行する。日本の製造業は、デジタル技術の進化とグローバル競争の激化により、ソフトウェアによる価値創造が競争力の鍵となっており、Tier0.5企業(※)としての地力を蓄えてきた同社の活躍余地が大きい。

※Tier0.5企業は通常、自動車メーカーの研究開発や量産設計をサポートする企業として良く使われるが、同社では自動車業界においてTier1.0企業を支援する形で事業を展開し、自動車業界以外ではTier0.5企業(完成品メーカーをサポートする企業)を目指している。

現状、現場は人が作業することを前提に設計され、多くの工程が人手によるノウハウや判断に依存している。従来のロボットシステムでは柔軟な対応が困難な場面も多い。AIロボティクス技術を活用した自律型のモノづくりシステムへの進化が不可欠であり、同社ではこの変化を新たな価値創造の契機と捉え、ハードウェア制御・ソフトウェアエンジニアリング・AIロボティクス技術をさらに融合して事業を推進してゆく。

豆蔵は1999年創業以来、システム実装ではなくアーキテクチャー設計・構築に特化してきた企業である。エンタープライズITでは共通基盤やアーキテクチャー構築に注力し、製造業向け組み込みシステムでも制御系やリアルタイム処理の最適化を実現。車載ECUや産業ロボット向けの開発で高い実績と信頼を築いてきた。製造向けの組み込みシステムの領域では、単なるソフトウェア開発ではなくアーキテクチャーの設計・構築に力を注ぎ、ハードウェアと密接に連携する制御系・リアルタイム処理の最適化を実現してきたからこそ、築けた実績だ。

また、豆蔵は顧客の元で、産業ロボット構築を経験することで2013年にロボティクス事業を開始し、2014年にはAI技術の研究開発にも着手。2018年にはAIを活用した協働ロボットを開発・市場投入した。自動車・船舶・航空機・ロボットなどの機能設計・開発を手がけるグループ会社のコーワメックスと、クラウドERPのソリューションプロバイダーであるエヌティ・ソリューションズを統合し、モビリティ、AIロボティクス、クラウド領域を含む包括的なサービス展開を一体的に行うことになった。今回の統合により、さらに一貫性のある統合ソリューション提供が可能になる。

今回の再編により、AIロボティクス関連の色がさらに明確化する可能性は高い。VRAIN Solution<135A>はPERで約40倍の評価となっているものの、同社のそれは約16倍と全上場企業の平均をやや上回る程度。同社の今期予想を含む過去4期の経常利益CAGRは+45%、VRAIN Solutionは+281%、今期予想で各々+13%と+52%で、成長率では見劣りするものの、同社の利益成長はそもそも絶対値で高成長の部類に入り、かつ配当利回りも4%超と高い。今回の発表が株価水準訂正の機会となる局面も期待される。

《HM》

提供:フィスコ

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