大林組が一時11%安、22年3月期利益予想の下方修正で失望売り
大林組<1802>が後場に入ってマドを開けて急落しており、前日比10.7%安の885円まで下落する場面もみられている。同社は正午に22年3月期業績予想について、売上高は1兆9100億円から1兆9600万円(前期比10.9%増)へ上方修正するものの、営業利益を950億円から345億円(同72.0%減)へ、純利益を715億円から350億円(同64.6%減)へ下方修正すると発表しており、失望売りに押されている。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は192億9800万円(前年同期比64.8%減)だった。上期に工事損失引当金を計上し、また、第4四半期会計期間まで計上する見込みであるため。今後の対策として、応札案件の事前審査の厳格化や設計部門における品質・リスク管理体制の強化を実施する方針を示したほか、役員報酬の返上も発表している。
株探ニュース