清水建が後場急上昇、自社株買いと消却を好感
清水建設<1803>が後場急上昇。午後1時ごろ、上限を3200万株(発行済み株数の4.32%)、または200億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は23年5月12日から24年1月31日まで。また、5月12日付で自社株4483万8300株(消却前発行済み株数の5.69%)を消却するとしている。
同時に集計中の23年3月期の連結業績について、売上高が1兆9600億円から1兆9338億円(前の期比30.4%増)へ、営業利益が715億円から546億円(同20.9%増)へ、純利益が515億円から490億円(同2.6%増)へ下振れて着地したようだと発表した。
資材価格高騰などの影響により過年度に工事損失引当金を計上したものの、引き続き建設コストが上昇基調で推移し、調達段階で更に見積総原価が膨らんだことに加えて、中国におけるロックダウンの影響による資材の納入遅れなどから工程が逼迫し、工程促進費用が発生したことなどが要因としている。
株探ニュース