土屋HDが急動意、ラピダス関連の一角で地価上昇による波及効果に期待
土屋ホールディングス<1840>が急動意、マドを開けて21円高の263円まで買われ、9月5日と14日にダブルトップでつけた戻り高値255円を払拭した。北海道を営業地盤に注文住宅を展開、分譲マンションも手掛けており、道内の売り上げが7割を占めている。本社を置く札幌市と近い千歳市では、最先端半導体の量産を目指す日の丸半導体会社ラピダスの巨大工場建設に伴い地価の上昇が顕著となっており、同社の収益環境にも波及効果が期待されている。PBR0.5倍台で有配の低PBR株としても人気が集まりやすい。23年10月期第3四半期時点で営業損益が9億1700万円の赤字と低調が続いているが、価格転嫁も順調で業績は前期で底入れとなり24年10月期は利益回復が鮮明化しそうだ。
株探ニュース