戸田建が後場一段高、700万株を上限とする自社株買い発表 25年3月期は68%営業増益で増配へ
戸田建設<1860>が後場一段高となっている。午前11時30分ごろに、上限を700万株(発行済み株数の2.27%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好感されている。取得期間は5月16日から12月31日までで、株主還元の充実及び機動的な資本政策を遂行するためとしている。
また、同時に発表した25年3月期連結業績予想で、営業利益300億円(前期比67.5%増)と連続増益を見込み、年間配当予想を前期比1円増の29円としたことも好材料視されている。期首受注残高が1002億7200万円(前年同期比14.0%増)と豊富なことに加えて、官公庁工事及び民間工事の受注高がともに堅調に推移する見通しで、売上高は6000億円(前期比14.8%増)を予想。建設資材価格は高止まりしているものの、増益となる見通しだ。
なお、24年3月期決算は、売上高5224億3400万円(前の期比4.5%減)、営業利益179億800万円(同26.7%増)だった。
株探ニュース