世紀東急が後場にカイ気配、「配当性向100%」目標の設定を材料視
世紀東急工業<1898>が後場にカイ気配となった。この日、配当性向を100%とする目標を掲げた新たな株主還元方針を発表。これを材料視した買い注文が集まった。
同社は今回、配当性向とともに補完的な指標としてDOE(株主資本配当率)を8%とする目標も示した。これまでの株主還元方針は配当性向で30%程度、総還元性向で50%以上を目標としていた。30年度にROE(自己資本利益率)を10%とする中期的な目標達成に向け、積極的な利益還元を継続し自己資本をコントロールしていく。
同時に24年3月期の業績見通しも発表した。売上高は前期比1.0%増の933億円、最終利益は同2.9倍の32億5000万円を見込む。年間配当予想は同60円増配の90円とした。
株探ニュース